今日は戦場カメラマンの本を紹介します。アイキャッチ画像はWikipediaから。
私は昭和40年(1965年)生まれです。太平洋戦争が終わったのが1945年。もはや戦後ではないという言葉で戦争の影響から脱して高度成長への希望が述べられたのが1956年。東西陣営の代理戦争の様子を呈していた南北ベトナムの戦争にアメリカが本格的に介入していわゆるベトナム戦争が始まったのが1964年。このあたりでかろうじて私の人生の時間と重なっていますが、アメリカが撤退したのが1973年ですからまだガキンチョで何の記憶も残っていません。
私の記憶に戦争として残ってくるのは湾岸戦争 あたりからです。1990年で確か派遣先の作業場所でなぜか皆でテレビを見ていた記憶があります。爆撃や艦艇からのミサイル発射などが映像として盛んに放送された最初の戦争だったと記憶しています。
こんな感じで戦争をあまり身近に感じたこともないまま年齢を重ねました。日本がこの間、平和だったことの証であり誇れることだと思います。
しかし21世紀に入ってから世界のあちこちで紛争、戦争が発生し、ロシア・ウクライナの間の戦争ではすでに両国合わせて数十万人の兵士が死亡しているというい第二次世界大戦後最大規模の戦争がいまだに続いています。日本の周りでもキナくさい状況が発生しています。米国によるイラン攻撃も他人事ではないでしょう。
戦争の残酷さ醜さを体験したくはありませんが、人間はそのようなことを続けていて、自分も隣人もそのような行為を行うように変わってしまうかもしれない。そのようにマインドセットを持っておくのは大事なことなのではないかなと考えています。
実際に戦争が行われている場所に行き、そこで起きたことを報道という形で伝えてくれている「戦場カメラマン」と呼ばれる人たちの本をときどき読んできました。今日はそのうちの三冊を紹介したいと思います。

朝日新聞のカメラマンとしてベトナム戦争に従軍、ベトナム戦争の終結からカンボジア大虐殺 まで1000ページにおよぶ膨大な記録ですが淡々とやわらかい口調で綴られていてとても読みやすいです。紙のほうは絶版ですがデジタル書籍として入手できるようです。
二冊目は一ノ瀬泰造さんの「地雷を踏んだらサヨウナラ」です。

こちらも紙は絶版ですがデジタル書籍として入手できます。映画にもなりましたので知っている人も多いのではないでしょうか。
彼はフリーのカメラマンとしてベトナム、カンボジアと取材を行なっていましたがカンボジアで行方不明となり26才の若さで亡くなってしまいます。この本は手記ではなく、家族や友人との間で交わされた書簡と日記を集めたものです。心配する家族や友人と、野心と無邪気さ超えていこうとする若者のやり取りが心を打ちます。そのような若者もあっけなく殺されてしまう争いの恐ろしさも感じます。
終わり
