こんどは何について書こうかとぼんやりと考えているときにふと、自分が本好きになったきっかけは何だろうという問いが思い浮かびました。
自分の読書体験の初めの方の記憶は。。。学校の図書館や、公民館の図書室(図書館じゃない)そこで手に取った本の数々。岩波少年文庫は端から読んでみたし、ドリトル先生、ジュール・ベルヌの十五少年漂流記、地底探検。。。わくわくした記憶は今でもはっきりと残っています。
ただこのポプラ社の少年探偵シリーズ、怪人二十面相ものほど、手に取ることにワクワクとして(そして少し背徳的な)喜びを見出した本はなかったように思います。
ストーリはすっかり忘れてしまいましたが、おどろおどろしい事件を少年探偵団と明智小五郎探偵が協力して解決していくという基本線は共通していたと思います。おどろおどろしいということろが少年であった私や、このシリーズに魅せられていた全国の少年、少女(?)達のこころをとらえたのだと思います。
何かの問題を解決していくということに喜びを見出すところの原点はこのあたりにあったように思います。この時代から根本的に変わっていない自分に多少うんざりとすることもありますが。
私は一緒に問題を解決していきたい探偵をいつでも募集しています。